毎日の食事もセルフケアも、その積み重ねが大切。|Dill eat,life. 山戸ユカ
  • Interview : Eri Ishida
  • Photographs : Satoko Imazu

2024.1.12

東京で玄米菜食の料理家として活動したのち、山梨県北杜市へ移住。夫婦で八ヶ岳のローカルな食材を使った野菜中心のレストラン〈DILL eat,life.〉をオープンして10年になる。休みの日には、もともと夫婦共通の趣味だった登山やクライミング、スキーなど、さまざまなアウトドアスポーツを楽しむ日々を過ごし、2018年にはレストランと並行して添加物フリーのトレイルフードブランド〈The Small Twist Trailfoods〉をスタート。「食と同じように、セルフケアにも添加物フリーのものが使いたい」と、rounを愛用する山戸ユカさんに聞いた、日々のセルフケア方法や料理に活用するアイデアについて。
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―もともとご主人の浩介さんがアウトドア輸入代理店に勤務されていたこともあって、東京に暮らしていた頃から休みのたびに夫婦で山に出かけられていたそうですね。山梨への移住を決めたのは、どんなきっかけからだったのでしょうか?
大きなきっかけとしては2011年の東日本大震災でしたけど、いずれは遊びだけでなく暮らしのフィールドも山の近くに移したいという話をよくしていたし、私自身も自分のお店を持ちたいと思っていたけど、その場所は東京ではないと思っていたんですよね。なので、ごく自然な流れだったと思います。
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―2021年には、レストランの隣に〈The Small Twist Trailfoods〉(以下、スモールツイスト)の加工場を作られて、より本格的になりましたね。それによってライフスタイルにも変化はありましたか。
レストランは、金曜日から月曜日までなんですけど、朝6時に起きてランチの仕込みを始めるのが8時半。ランチが終わると少し休憩して、ディナーの予約があれば夕方からまた仕込みを始めて、21時に閉店します。自分たちの夕食は、だいたい22時ごろ。食事のときに少しお酒を飲んで、お風呂に入ってストンと寝てしまいます。
スモールツイストのほうは火曜日から木曜日で、作業時間を朝9時から夕方4時までと決めていて。私たち夫婦ともう1人共同経営者の友人がいるんですけど、朝作業を始める前に一緒に散歩して、作業が終わったらまた散歩して、温泉入って夕食を食べて解散という。最近になって、やっと週1日交代で休めるようになったんですけど、以前のように2人で山に行けなくなってしまって、クライミングもお休み中なんです。おまけに、今年は地域の人たちと“台所からの地球再生”をコンセプトに〈リジェネコ〉(リジェネレイティブ・フロム・キッチン・オーガニゼーション)というコンポスト(堆肥づくり)のグループを立ち上げたので、休みの日はコンポストに夢中なんです(笑)。
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―以前からローカルな食材を使い、レストランで出た生ゴミはコンポストにするなど、地域の循環も意識した環境負荷の少ない店づくりを実践されてきたので、コンポストグループの設立もとてもいい流れですね。充実しているぶん、体力勝負の毎日なのではないですか?
どれも自分にとって楽しいことだから、体がきついと感じることはないんですが、毎日のセルフケアは大事だなと実感してます。スモールツイストは、3人でやっているので気持ち的には楽なんですよね。どちらかというとレストランの日は料理を1人でやっているので、いいタイミングで料理を出そうと常に頭をフル回転させて段取りをしているからか、体より頭のほうが疲れてしまうんです。そうした意味で、CBDは自分にあっているかもしれないなと思います。
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―rounは、どんなきっかけから使い始めたのでしょうか。
去年の夏に夫が首のヘルニアになって、しばらく山に行けなくなっていたときに友人からスポーツバームを勧めてもらったのが最初でした。鍼灸にも通いながらではありましたけど、毎日塗っていたら一カ月くらいで随分良くなったんです。それで、私もスキーのシーズンインのときにスポーツバームを足にたっぷり塗り込んでみたら、次の日全く筋肉痛にならなくて。すごい!と思って、それから他のアイテムも試すようになりました。
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―毎日のセルフケアとしては、どんなふうに使っていますか?
一番よく使っているのは、赤いパッケージのモイスチャーバーム。レストランの2階に私たちの居住スペースがあるんですけど、冬になると薪ストーブを使うので、ものすごく乾燥するんです。それで、寝る前にバームを使ってみたら、朝起きたときもしっとり乾燥しなくなりました。それに、天然で程よい爽やかな香りも好み。ここは吹き抜けなので、2階の部屋にも料理の匂いが常にあって。臭いわけではないんですけど、ONとOFFの切り替えにスキンケアにはいい香りのものが使いたいと思っていたのも、愛用している理由の一つです。
それと最近では、スキンケアの流れでリンパマッサージをするようになりました。料理をしているとどうしても前傾姿勢になりがちなんですけど、整体の先生に「巻き肩になっているから、首から鎖骨にかけて毎日リンパマッサージするように」と言われて。以来、寝る前の日課にしています。
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―内服に使うこともありますか?
休みの日の朝に、ドロップオイルを白湯に数滴入れて飲んでます。よくCBDは睡眠にいいと聞きますけど、私は普段からよく眠れるほうなので寝る前に試したことはないんですよね。逆に、仕事のない日だと精神的にもリラックスしているからか、頭がすっきりとクリアになるような気がします。疲れた頭を解放してくれるというか。
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―ドロップオイルを料理に使う人もいるそうなのですが、山戸さんが料理に使うとしたら、どんなふうに使いますか?
考えたことなかったですけど、食事だとより気軽に取り入れられていいかもしれないですね。たとえば、キャロットラペ(細切りのニンジンサラダ)に数滴垂らすと美味しそう。ドロップオイルの味がジュニパーベリーにも少し似ているので、ザワークラウトに使ってもいいかもしれない。あと、レモネードとも相性が良さそうです。
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  • Profile

    山戸 ユカ / Yuka Yamato

    料理家。八ヶ岳の有機食材を使ったレストラン〈DILL eat,life.〉、無添加のトレイルフードブランド〈The Small Twist Trailfood〉代表。Instagramでは、コンポストづくりをはじめ、自らの生活で実践しているサスティナブルな生活のアイデアを「#環境おばさん」のハッシュタグで発信している。著書に『DILL EAT,LIFE. COOKING CLASS』(グラフィック社)、『1バーナークッキング』(大泉書店)など多数。

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