ROSEHIP OIL
ローズヒップオイル
ローズヒップオイルは、バラ科の植物ローズヒップの種子から抽出される植物オイルです。原料となるローズヒップの木は、南米アンデス山脈周辺の痩せた山岳地帯に自生しており、白やピンクの花を咲かせた後にできる果実の中から、種子だけを取り出してオイルに加工します。果実全体のうち、実に7割ほどを種子が占めているといわれています。
オイルの抽出には、熱を加えずに搾る低温圧搾法(コールドプレス)が使われることが多く、栄養素を損ないにくい未精製の状態で製品化されます。抽出されたオイルは、淡い金色から赤みを帯びた色合いをしており、この色は果実に含まれるカロテノイドという成分によるものです。香りは控えめで、木の実を思わせるような穏やかな香りが特徴です。
成分の面では、リノール酸やα-リノレン酸といった不飽和脂肪酸を豊富に含んでいることがローズヒップオイルの大きな特徴です。中でもα-リノレン酸は3割以上、リノール酸は4割以上を占めるとされ、キャリアオイルの中でも必須脂肪酸の含有量が高いオイルのひとつとして知られています。これらの脂肪酸は肌なじみがよく、乾燥が気になる肌にも扱いやすいオイルとして、世界中のスキンケア・ボディケアの分野で取り入れられています。
一方で、多価不飽和脂肪酸を主成分とするオイルは酸化しやすい性質を持つため、遮光容器での保管や、早めに使い切ることが推奨される植物油でもあります。原産地では古くから知られてきた植物でありながら、コールドプレス製法によって栄養素を活かせるようになったことで、近年あらためて注目を集めているオイルです。
ラウンでは、この肌なじみのよさを活かして、フェイス用のオイルセラムやボディオイルにローズヒップオイルを取り入れています。他の植物由来オイルと組み合わせることで、軽やかな使用感としっとりとした仕上がりを両立させる処方を目指しています。