年齢を重ねても滑り続けられる身体を、この先もキープし続けたい。| スノーボーダー 中村陽子
「通常」だった十数年間。
疲れが溜まっていると感じたら無理せず休む。あとはアミノ酸を摂取したり、チタンテープを貼ったり。実は、毎日のコツコツ筋トレやケアが本当に苦手で、それでもストレッチはしていたけれど、今思えばケアが追いついてなかった状態でした。シーズン中は常にびっこを引いていましたね。
あとは2019年のカナダでの撮影かな。雪崩に巻き込まれて木にぶつかって大腿骨を骨折する大怪我をしたんです。それが2度目の大腿骨骨折ですね
そして、もう一つの出会い。
リハビリと併せてセルフケアのために昨年から取り入れ始めたのがrounの『CBD SPORTS BALM』です。CBD BALMを足全体に塗ったあとにマッサージガンで筋肉をほぐすセルフケアを始めてからは、翌朝の疲れの残り方が全然違う。CBDカプセルやCBNグミも一緒に摂取することで、緊張がほぐれ、心身ともにリラックスして睡眠をとることができるので相乗効果は抜群。以前は、撮影に合わせて疲労を残さないために休みをとって回復をしていたり、撮影もすぐに疲労が溜まって気力でなんとか乗り越えて、撮影が終わったら数日動けず…だったのが翌日パウダーだってなれば滑りに行けるくらい、身体が“もつ”ようにもなりました。
お守りのようなケアアイテム。
最近強く感じているのは、“何かを始めること”は勇気さえあれば何歳でもできるけど、“何かを続けいくこと”は、実はすごく難しいということ。私自身6年前にステージ1の乳癌を患ったのですが、それが身体について考えるきっかけにもなりました。おかげさまで今は身体も元気だし、日頃かなり動いているほうだとは思うけど、ふとした瞬間に「これってもしかしたら年齢によるものなのかな?」と感じることも正直あるんです。同世代や少し上のライダーたちを見ていても、健康な身体をキープするって簡単ではないなと。身体だけじゃなくモチベーションも。特に女性は30代40代とライフステージにより身体も環境も
変化していくお年頃。私も今後どう変化していくかは未知の世界だけど、それでも好きなことは突き詰めたい。一生付き合う身体と向き合いながら、スノーボーダーとしての自分を貫きたいと思っています。
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Profile
中村 陽子 / Yoko Nakamura
2001年 大学2年生の冬にスノーボードを始め、2005年ハーフパイプのプロ昇格。2009年27歳の時、大腿骨骨折を機にフリーライディングに転向すると、2012年アラスカで開催されたWorld Freeride Championshipsに挑戦し2位、翌年の同大会では見事優勝を果たす。2017年からはムービープロジェクトHeart Filmsに参加して国内外でバックカントリーの撮影を中心に活動している。
商品情報
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Sports
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